私が運営する「防音職人」ホームサイトなどに記載されている担当事例やエピソードには、どこかの建築士や専門業者が失敗した木造現場の改善対策を「防音コンサルティング」としてお受けしたものが多いのです。
私の看板は小さいので、最初の段階では依頼が来ないことが多い。だけど、他の業者が失敗した現場は、よく見れば、そんなに難しくはなく、ただ防音の基本を軽視した案件なんです。
*当サイト以外の事例は木造防音室をご覧ください。
そこで、私が力を入れ始めたのが「物件チェック(現場調査+図面チェック)」と「防音相談(対策の方針・アドバイス)」でした。これによって、失敗するリスクを回避したり、より良い木造防音室を造るための方針を決めることができます。
→防音コンサルティング(ガイドページ)|防音相談の場所
当ウェブサイトのテーマは木造家屋(住宅、店舗、防音室、音楽教室、ペンションなど)と、その生活シーンを「生活空間を快適にする音響・防音」という観点からピックアップすることです。
とくに木造住宅など建物の構造的な特長を生かすことを重視しています。
自分で担当した現場や建物見学などで体験したリポート、撮影した写真を中心に掲載します。(ウェブマスターの専門は住宅や防音室の音響・防音設計です)
2011年は、あの大震災の中で木造であっても、地震などでつぶれない木造防音室を造ろうと思った決意の年でした。ピアノ教室の先生はもちろん、生徒の子供たちにとっても安全で、万が一でも避難できる構造を構築することを重要なテーマとして位置付けたのでした。
そして、構造的な補強と遮音性能の確立を一石二鳥の機能として成立させることが、『防音設計と防音工事』の目的であると依頼者に提示することを基本としました。